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ム**士
一冊のなかで作風がだいぶ違う
収録作品「古本と少女」「不思議な手紙」「手錠」「蟻地獄」「女忍」「噂の武士」「西瓜酒」「運命」「不思議な絵」「沼」「チーコ」「初茸がり」「通夜」「山椒魚」「李さん一家」「蟹」「峠の犬」「海辺の叙景」つげ義春らしい話の構成でとてもおしろかったです。シリーズのなかでも好きな一冊になりました。読んでみると、ねじ式や夜が掴む、無能の人などの傑作にいたる作品の萌芽を感じることができると思います。何とも言えない感情が込み上げてきます。悲哀に満ちているんだけどどこかポップで不気味さもあり、やっぱり著者特有のシュールな世界も広がっていました。私小説や純文学が根底にあるような作品で、本当に素晴らしかったです。
く**こ
つげワールド
良い意味でなんじゃこりゃ?!李さん一家が読みたくて購入。不穏空気感の一家と共生してる感じがなんとも言えず、イイ。それでどうしたの?という終わり方の李さん一家や蟹。海辺の叙景は芸術新潮で紹介されていて、付き合ってる男女の一場面と思って読んでみたら、海で偶然に出会った男女という意外性。魚が釣りあげられる瞬間を崖の下から眺める情景などがとても印象的。初茸がりはかわゆくて・・最後はタイトルと全然かけ離れた時計の中で眠っている男のコ。別の文庫で読んだ数編もあったけど、久しぶりに読むと新鮮。瞬間瞬間を印象的に描写する世界は果てしもなく永遠なカンジとわたしは深読み。つげ先生、とにかく長生きしてください。
カ**ー
何度読んでもいい
つげ義春の人気の短編が多く入っていてお得だと思う。
コ**ツ
バラエティーに富む構成
つげ義春コレクション全9巻のうち、第3巻。ミステリーやサスペンス色が強いものを集めている。刑事もの、それから忍者もの、剣豪ものなどの歴史ものも。全18編を収録しているが、中には「山椒魚」の7ページといった超短編(しかし中身は濃い)もある。表題作の「李さん一家」は生活密着もの。(ものというほどのジャンルがあるのか分からないが、文学的傾向の強い作品)そして、「海辺の叙景」は、海と男女にまつわるシュールな作品。どこまでも広がっていくような、こんな終わり方の作品を見たことがない。何故か、胸が締めつけられる。
I**1
不思議な世界
NHK教育でやっていた『サブカルチャー』でつげさんの漫画を知りました。簡単に表現のしようがない実に不思議な世界です。これがつげワールドなんですね。若いころに知りたかった!
ترست بايلوت
منذ 5 أيام
منذ يوم واحد