スティール・ボール・ラン #10 ジャンプコミックス: イリノイ・スカイラインミシガン・レイクライン (JoJo's Bizarre Adventure #90, Part 7, Steel Ball Run #10)

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面白いです。

この電子書籍の第10巻を読んでみて、改めてジョジョの奇妙な冒険の奥深さと面白さを感じました。シリーズの中でも異色の設定である「スティール・ボール・ラン」編は、西部開拓時代を舞台にした大陸横断レースという斬新な設定と、個性的なキャラクターたちが織りなす物語で多くのファンを魅了しています。この巻では特に、物語が大きく動き出す重要な展開が描かれており、一気に物語に引き込まれました。良かった点としては、やはり物語のスピード感とキャラクターの奥深さです。この第10巻では、主人公のジャイロ・ツェペリとジョニィ・ジョースターが新たな「遺体」を求めてミシガン湖を目指す様子が描かれています。彼らの旅路はまさに一筋縄ではいかず、新たな敵や困難が次々と立ちはだかります。特に、前巻でジャイロたちに敗れたディオが大統領と手を組むという驚きの展開があり、彼の執念と策略がますます際立っていました。ディオのキャラクター性が深まり、単なる敵役としてだけでなく、彼の過去や内面が少しずつ明らかになることで、物語全体に厚みが増していると感じました。また、荒木飛呂彦氏の独特な画風とダイナミックなコマ割りが、電子書籍でも鮮明に再現されており、まるで映画を観ているかのような臨場感を味わうことができます。一方で、注意すべき点としては、この巻から読み始めると少し物語の流れについていけない可能性があることです。特に、ジョジョシリーズのファンでない方や、第7部の途中から読み始める方にとっては、キャラクター同士の関係や背景を理解するのが難しいかもしれません。この巻では多くの新しい情報やキャラクターが登場するため、シリーズ全体の流れを把握しておくことが必要です。私は第1巻から順を追って読んできましたが、途中からでは理解しづらい部分も多いと感じました。そういった意味では、やはり最初からの通読をお勧めします。このジョジョの奇妙な冒険第7部は、特に既存のファンにはたまらない一冊です。キャラクターの成長や進化、そして物語の意外な展開を楽しむことができるでしょう。また、物語の深さとキャラクターの個性をじっくり味わいたい方にもおすすめです。ジョジョ特有のスタンド能力やバトルシーンの緊張感は、漫画の枠を超えたエンターテインメントとしての価値を持っています。特に本巻では、物語の中盤に差し掛かり、今後の展開がますます楽しみになる重要なエピソードが描かれています。総合的に見て、この第10巻はスリリングで興奮に満ちた一冊です。ファンにとっては見逃せない展開が満載であり、特に物語が加速するこの巻は、読む手が止まらないことでしょう。まだジョジョシリーズを読んだことがない方にも、是非この機会に第1巻から始めて、ジョジョの魅力に触れていただきたいと思います。荒木飛呂彦氏の独創的な世界観とキャラクターたちの冒険に、ぜひ一緒に飛び込んでみてください。

最高に面白い。それしか言う言葉が見つからない

巻末に、作者が定義する「スタンド能力」について、13ページの解説漫画があった。ウルトラジャンプ本誌で見た覚えが無いので、おそらく描き下ろしだろう。「波紋」や「鉄球」との関連にもふれていた。その漫画の中で、懐かしいキャラやスタンド達が、部をまたいでちょっぴり登場していたことには少し感動してしまった。ウルジャンは毎月読んでいて、内容はもうわかってしまっているだけに嬉しいオマケだった。

荒木飛呂彦先生のイラストは、かっこ良くてとってもステキでした。