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京都アニメーションの作品が大好きです。ヴァイオレット・エヴァーガーデンの劇場版も必ず観に行きます。これからも心に響く素晴らしいアニメを作り続けて下さい! 心から応援しています!

戦争が終結に向かう中、戦うことしか知らなかった少女ヴァイオレットは重傷を負い、病院のベッドで目覚めるヴァイオレットにはかけがえのない存在がいる戦いの道具である彼女を引き取り、人間としての幸せを願った上官、陸軍少佐ギルベルトしかし今、彼女のそばに彼の姿はなかった彼の帰りを待つヴァイオレットはギルベルトから別れの間際に受け取った「ある言葉」の意味をまだ知らなかったその言葉の意味を知る為、戦いの道具でしかなかった彼女は人の想いを代筆し手紙にする「自動手記人形」の仕事を始めることを決意し、人々の想いに触れていく商品説明にも書いてあるように、あらすじはこんな感じです基本的に1話完結の感動的な群像劇という形ではありますが、あらすじを見ると分かるようにヴァイオレットはただ物語を見届けるという役ではありませんヴァイオレットは感情を読むこと、自分の感情を表現することに不得手ですしかし、彼女は純粋なのです不器用ゆえ相手の気持ちを害してしまうことがあれば自身の非を認め謝罪し、それでもひたむきに相手の気持ちを理解しようとする姿勢に、依頼者も心を許し、つい自分の本音をこぼしてしまうのでしょう代筆を依頼する人々の抱える想いは、ヴァイオレット自身が抱える内面にもリンクするところがあります相手の気持ちに想像力を働かせるというよりは、自分の境遇や心境と相手が重なるから「共感できた」という感じです依頼者の心を理解するのと同時に自身の心の内も理解してゆきますヴァイオレットは幼少より戦場に身を置いてきた過去を持っていますそれはまだ乗り越えた過去ではありません戦いしか知らず、良くも悪くも純粋無垢であるからこそ気付けていないこともあります人の想いに触れ、心を理解してゆく過程でこれからの彼女が気付き、向き合っていかなければならない・・「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」と主人公の名前が題名になっている様に、この物語は彼女の成長の物語なのです視聴者は分かっていてもヴァイオレットは知らない事実があり、そのことで彼女のこの先が心配になりました第1巻を見終える頃には「ヴァイオレットに幸せになってほしい」と感情移入していました個人的にはそう思えたことが、この作品に心打たれた最大の理由になったと思いますこの作品は架空の国を舞台としていますが、現実的で、世界の設定をキャラに説明させなくても概ね理解可能だと感じましたその為、限られた時間の中でキャラクターの心情描写に力を入れることが出来ていると思いました言葉が意味を持つ話ではありますが、美麗な作画によって表現されたキャラクターの微細な動きや表情によって気持ちを想像する場面も多く存在し、美しい背景は感動的なシーンを彩りますヴァイオレットとギルベルトあらすじに書いたこの2人の関係は物語の肝ですヴァイオレットはギルベルトに、ヒナが初めて見た者を親だと認識するような、子犬が主人に懐くような動物的な様子を見せていましたギルベルトはヴァイオレットに対して偽善的な慈愛から始まり、やがて家族愛のようなものに変化していったように感じます歳の差のある2人がそれぞれ相手に抱く想いは哀れみ、慈愛、主従、依存、家族愛、と多様な感情が見て取れますヴァイオレットが無垢な子供から1人の女性へと、そして人間へと成長していくことで、ギルベルトに対する感情も変化していくように思えますこの様に2人の関係は単純ではなく、ですが純粋で、様々な愛の形が見えることで、2人の物語の切なさや尊さがより増していると感じましたこの作品は戦争という背景もあり、辛い現実を突きつけてくることも多いですそんな時でも人の想いが人を救い、前へと歩ませる人が人を想う気持ちと、それを言葉として伝えることの大切さを謳った素晴らしい作品だと思いましたぜひ、多くの人に見てもらいたい作品です〜追記〜最終回で物語はひとつの終わりの形、ひとつの区切りを迎えますが、2020年1月に続編となる劇場版の公開が予定されていますその続編でヴァイオレットは誰と出会い、どんな想いに触れるのか、今から楽しみにしています

原作小説とは少しストーリーの方向を変えたアニメ版のスタート。TVシリーズで見てたものの何度見ても映像が綺麗ですね。ヴァイオレットがいくつもの謎を残しながらも戦傷からの退院後、自動手記人形を志す第1話では風に飛ばされる報告書を追って国を越えてライデンの市街を紹介する映像が華麗です。自動手記人形の仕事の難しさと品格がエリカを通じて語られる第2話ではヴァイオレット以上にエリカの迷いと決心が伝わってきます。自動手記人形養成学校に通うヴァイオレットが同期生のルクリアと交わることで本当の手紙を書くことをスタートさせる第3話ではローダンセ先生の厳しい指導と温かい応援に胸が熱くなりました。ストーリー、キャラクター造形、丁寧な背景設定。素晴らしいアニメだと思います。50Pオールカラーブックレットはページ数があるだけに充実度が半端じゃない。Disc2の【映像特典】「第1話~第3話 劇場上映版」は2017年12月10日に一部の劇場で限定上映された第1話、第2話、第3話特別編集版（音声は2chと5.1ch選択可）、75分。一気に鑑賞するならこちらが良いと思いました。

作品自体に関しては他の方が仰っている通りで、今更私が語ることでもないので割愛します。さて、劇場版でヴァイオレット熱が再燃してしまったため、今更ですがBlu-rayを買うことにしました。どこのショップでも在庫が無く、基本は「お取り寄せ」のみです。10月にAmazonの在庫が復活することを知り、ものは試しと購入してみたところ、「初回生産特典付き」が届きました。2巻～4巻は相変わらず「一時的に品切れ」になっていますが、再入荷時は恐らく「初回生産特典付き」ではないでしょうか？これから「初回生産特典付き」の購入を検討している方、急ぎ転売ヤーやボッタクリ中古品を買う理由はありませんよ？様子見が正解です。■10/17追記2～4巻のAmazon在庫分も「初回生産特典付き」でした（表記上は「通常版」ですが）これから購入を検討されている方はこの機会に是非。

初めてこの作品を見たとき鳥肌がたちました。これほどの素晴らしいアニメを同じ人間が作っていることを信じられませんでした。こんなすごい作品を作れるアニメーターの方々に深い敬意を表します。本当にありがとうございました。