女囚701号 さそり／女囚さそり 第41雑居房／女囚さそり けもの部屋／女囚さそり 701号怨み節 ブルーレイ 梶芽衣子主演「女囚さそり」シリーズ４部作 BOXセット [リージョンフリー]

ぶっ飛んでます。感動

懐かしい映画で感動ものです。今では製作できない様な内容のバイオレンス物です。梶芽衣子さん、とっても綺麗ですよ。

作品の評価に関してはDVDの方のレビューで当時を懐かしんだり知ってる方々に任せるとして、基本的に海外Blu-rayの評価をします。以前にARROW VIDEOSからDVDとBlu-rayをまとめたBOXが発売されましたが、恐らくはDVDを抜いただけのBOXだと思います。1作目のみ視聴しましたが本編は青みがかった画面だったのでオリジナルネガから改めてリマスターしたのでは無く、東映が渡した粗悪フィルムを2Kリマスターしたものでしょう。個人的には女囚さそりを初見だったので演出的な色味と思えば全然見れなくはなかったですし、逆に雰囲気があると言えるかと思います。ただ!やはりそこは粗悪フィルムなだけあり、ホントに2Kリマスターなのかと思ってしまうぐらいのノイジーな画面で、ゴーストらしきノイズの揺らぎがあったり、青みがかった色味がチカチカとパカつく所なんかもあったりでお世辞にも見易いとは言いづらいでしょう。画面のクリアさで言えばもちろんSD画質のDVDよりはリマスターされてる分価値はあると思いますし、青みがかった画面もむしろ見れるものだったんで大きな文句はありません。問題は粗悪フィルムの状態が悪影響してる事につきますね。フィルム焼けなのかオープニングの女囚達が裸で行進してる所は輪郭がボヤけた感じがありますし、全体的にノイズかかった画面とゴーストの揺らぎに色パカ。まぁファンにとっては残念でならない仕様ですね。リマスターするにあたって復元不可能だったんだろうと思うとARROW VIDEOSはそんなモノを見れるようにしてるんですから、頑張った方じゃないだろうかと労いの言葉を送りたい。最後に少しだけ作品の事について。修羅雪姫から梶芽衣子の迫力を知って少しづつ他作品を見てますが、これ程無口と憎しみ顔が似合う女優さんはなかなか居ませんね。髪を口に噛みしめながら睨む姿は、美しい顔立ちなのに不気味さを持っていて呪われそう。ほんとに劇画漫画から飛び出してきた様な印象で、架空の生き物にすら感じる梶芽衣子の妖艶なエロスとバイオレンスを堪能できる女囚さそりは素晴らしい作品だと思います。

ずっと歌が流れていて、映画がなかった。

「女囚さそり 第41雑居房」私が16歳の時に劇場公開され、観に行った映画です。まず、この作品から鑑賞しました。画質は良いです。以前にこのARROW FILMS製「仁義なき戦い」、「同・広島死闘篇」、「同・代理戦争」を購入して大変満足していました。今回のこのBOXも大満足です。商品としては4作品が各ケースに入りBOX仕様です。映像特典も色々あり、この「第41雑居房」には美術の桑名忠之さんの撮影裏話が入っています。中々興味深いです。本編を鑑賞して思ったのですが、2020年、今のご時世には絶対に作れない映画だということです。予告篇でも「映像表現の極限に挑む」と謳っています。助演の白石加代子さんの存在感は圧倒的です。小松方正さんの死に様がエグい。小林稔侍さんが・・・。因みに、梶芽衣子さん二言しか言葉を発しません。クールです。追記、翌日に1作目を鑑賞している時に気付いたことがあります。昔のブラウン管テレビに見られた、同期が合わない時に横縞模様が画面下から上に移動する現象です。それに似た光の揺らぎの様な。上手く形容出来ませんが、薄暗いシーンで目立ちます。PAL、NTSC方式の変換による弊害でしょうか。2作目、3作目にも見られますが、1作目ほどではないです。以前購入した「仁義なき戦い 広島死闘篇」をチェックしましたがその症状はありませんでした。気になったので追記しました。

箱に痛みが海外からですがBlu-rayの内容が良いだけに残念です。

カッコイイカッコイイ