Awagami Inbe Thin White Fine Art Inkjet Paper, 70gsm A2 (16.54" x 23.39") 10 Sheets

アワガミの忌部、薄口は、一番最初に知ったときは両面印刷可（型番がその時と同じで紛らわしいです）でした。しかし、現在は、片面印刷だけになりました。それだけでなく、紙のコーティングが印刷可能面も大きく変わっています。また、ローラーがすぐに紙粉で使えなくなるので、コマ目に掃除しながらでないと使えません。プリンターが壊れたかと思うほど、空回りします。4000PXでは、フェーダーが使えず、後ろから手差しをする必要がありますが、昔の「画材用紙」の設定では、うまく印刷できない（インクが濃すぎて飛び散るので汚れるため「スーパーファイン」推奨）ので、結局、使えませんでした。4000PX自体にも癖があり、「画材用紙」でないと綺麗に印刷できません(T.T)ので、ご注意ください。せめて、型番の最後の枝番くらい変えておいてくれたら納得行くのですが、まったく同じものでこの紙質の変化は酷いと思いました。その後・・・メーカーに正式にクレームを入れてみました。「紙の不良が濃厚」ということでした。「震災のため、今まで使っていたインクのノリ？を調整する溶液が手に入らなくなり、代替品を使っているのですが、塩梅が難しくて、忌部などは、製品のムラが出やすいため、ときどきクレームが寄せられる・・・」とのことでした。東日本大震災の影響は、仕方ないことでしょう。ただ、そのことを一切ホームページから情報発信しなかったアワガミファクトリーの対応はベストとは言えません。私は、次のことをお願いしました。・製品にムラが出やすいことを知らせて欲しい、じゃないと、問題の切り分けに無駄な時間がかかります。情報開示は重要です。・以前と異なる製品なのに、型番が同じでは、こちらでは判断ができないので、せめて最後の1字だけ変えるとか、マイナーバージョンが異なることを教えて欲しい。ネット通販で間違えないために常に気をつけるのはソコなのに、メーカーが同じ型番で出荷していたら予防できません。和紙としての選択肢の１つとしてアワガミは、貴重なので、ぜひ、前向きに頑張ってもらいたいです。ちなみに、ロット番号である程度切り分けができるそうなので、印刷がうまくいかないときは、紙の不良かもしれません、ホームページからのお問い合わせをおすすめします。私の元に届いた紙が不良品だったということで、紙そのものはすばらしいですので、星は３つにしておきます。