F**T
女性のホンネ
この映画はイイ。自信を持ってオススメです。(^^)/最近見たばかりの【ビザンチウム】の主演女優シアーシャ・ローナンであります。このとき23歳のローナンが18歳の高校3年生を演じています。監督と脚本は、グレタ・ガーウィクで女性です。ぼくら男子は、女性のことは永遠の謎です。来月古希を迎えるぼくでも、女性は謎です。この脚本は女性でなければ書けません。ですから、女性向けの映画であると言えるでしょう。この映画が、女性の共感が得られるのはアタリマエです。しかし、男性側から見て、とても「参考になる」のです。そっか、女性はそういうふうに考えるのか・・・この映画は思いっきりタブーを無視しています。ここまで女性のホンネをぶちまけた映画はないでしょう。父親に対するフラストレーション、兄弟に対するフラストレーション、同性の友人に対するフラストレーション、恋人に対するフラストレーション・・・現実の女性はフラストレーションばかりなのです。女性の抱えるフラストレーションの第一原因は、同性である母親に対してなのです。・・・ああ分かるなぁ〜と共感するのは、そこのアナタでしょう?ぜひ見るべき映画です。
A**活
ありきたりなストーリーだけど・・・
皆一度は経験するであろう青春時代の親や自分の環境に対する反発。ストーリーは一見陳腐ですが、この普遍的なこのテーマは性別問わずどの年代の方でも理解できるものでしょう。それを映画として見れる物にしています。冒頭のあのシーン以外は地味な映画ですが、見たあとはしっかり心に残るものがあります。あなたが親ならば主人公と親の両方の視点から映画を見ることができるでしょう。「見応え」を求めるならばおすすめしませんが、余韻を楽しめる良い映画です。
L**E
ロッテン・トマトの批評家支持率が196件目まで100%という極めて希有な作品
グレタ・ガーウィッグの監督デビュー作であるが、ロッテン・トマトの批評家支持率が196件目まで100%という極めて希有な作品である。そして、私が批評家でも100%支持するであろう。それぐらいの名作で、この監督の希有な才能を思い知らされる。ストーリーが非常にいいが、そのストーリーを見事に映像化させるのに貢献しているのは主人公を演じるシアーシャ・ローナンである。この自意識が強く、自分に誠実に生きようと藻掻くが、現実との軋轢、母親との対立とで自画が引き裂かれそうになるティーネイジャーの主人公を絶妙な見事さで演じている。高潔でもなく、ふしだらでもなく、不良でもなく、優等生でもない。つまり、9割のティーネイジャーが共感できるようなキャラクターを見事に演じきっている。しかも、自分に非常に正直で誠実である。そして、それが猛烈に観客に訴えかけ、主人公に肩入れさせる。まさに天才的な女優と才能溢れる監督とのコラボレーションが生んだ大傑作である。
ミ**ク
現実の嫌な部分を濃縮した作品
リアル過ぎて見ていて気分が悪い。キツい母親にイヤな彼氏と思春期丸出しの主人公もう全部イヤ。と言うのも生々し過ぎて誰しもが何かしら共感出来る作品になってるから。そう言うリアルな青春映画を求めてるならオススメ個人的な話だけどこんなに暗いとは思わなかった。終わり方も地味に終わったし てか主人公が流石にあばずれすぎる まぁつまらなくは無い
A**ー
アメリカ映画の良心
マーベルやDCなどの大作がある一方で、このような繊細な主人公の心の動きを描いた映画が一定の評価をうけるアメリカ映画の良心、懐の広さに感心しています。
W**E
何者かになりたくてあがく
典型的なスポーツでの青春ものなどは、「勝つ」ことを目指したりするので、細部に色々差異を盛り込んだとしてもパターンは決まってくる。つまり、メインストリームに乗る話であって「中心と周縁」の二項対立でいえば、大抵中心の話になる(なっていく)。展開としては全国一(ひいては日本を飛び出して世界一)を目指そうとなるわけで。主人公のクリスティン曰く「中途半端な田舎」で、親兄弟や友人から愛されているのに、自分の置かれた境遇を受け入れられない。色んな願望が強すぎて制御できない、飛び立ちたい。鳥を名乗るくらいに。でも、あっさりと「思春期あるある」と言えるだろうか?僕は自身の青春でここまであがき切ったかと問われると答えに詰まる。ひとまず大学に入るための猛勉強はしたけど。でも、街を飛び出すためなら親に黙ってでも他の都市の大学の補欠合格をもぎ取ったりするような渇望とか必死さってなかった。出だしにも書いたように、青春劇というのはメインストリームになろうという話が大半だ。もちろんマイノリティを描くものも増え続けてきたのだけど。この話もマイノリティサイドの話だ。彼女は奇特な振る舞いをするけど、じゃあ地元の不良グループに入って悪さをしようとか安直なことはしていない。試せるものは何でも試しているが。日本でも大抵は、中高生の6年間を無為に過ごして後から後悔するだけじゃないかな。肥大化した自我をなだめすかす方法だけは蓄えて…(それこそが真の思春期あるあるかも?)。そこを諦めない。失笑や苦笑を買い、たまに激怒されながら。最後は達観するものがあったんだろうかね(都会で寂しいとしても自己憐憫や自傷行為のような振る舞いはよそうとか)。いわゆる親の有難みがわかるとか。意外なところで終幕だったのがかえって妙に余韻がある。絶賛する人が居るのもうなづける良作か。まあ、僕の場合は上記の通り、女性が共感できる立場なのとは異なり、すごい努力だなあと(悪だくみも含む)感銘を受けるだけの、部外者の男の視座なのだけど。間接的な共鳴とでもいうか…。
K**A
名作 演技もいい
自分の年齢によって観え方が変わる作品若い頃に見ていたら 主人公の成長物語の方に目がいくだろうある程度の歳になると母親と父親の物語が見えてくる母と娘が喧嘩をしながらショッピングをしたり傷心の娘を気晴らしに出かけるシーンが特に好きだふたりの演技がいい 母親役の「母の表情」が本当にリアルで胸に来てしまう子供ができたとき 子供が思春期を迎え巣立ったとき またみたい永く見ていきたい作品がまたひとつ増えた
左**衛
シアーシャ・ローナンの好きならお薦めです
ポップコーンとコーラを用意して観たい映画です。肩の力を抜いて楽しめる内容であり、誰しもが経験するであろう高校性時代を共感できます。本当は脚本が素晴らしいのだろうけど、英語の理解力が乏しく展開も早いので吹替え版で我慢です。大好きな シアーシャ・ローナンを楽しめる映画ですが、彼女の魅力はもっと深いところにあるようにも思います。
Trustpilot
2 weeks ago
1 week ago